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家族葬で弔電を受け取ったら?対応マナーとお礼の仕方を詳しく解説 | 板橋、町田、西東京、江戸川、八王子、小平、東久留米、杉並(高円寺・西荻窪)の葬儀なら家族葬の四季風(コムウェルセレモニー)

お葬式の豆知識

家族葬で弔電を受け取ったら?対応マナーとお礼の仕方を詳しく解説

2025年04月01日

家族葬が増える中で、弔電の扱いに悩む方は少なくありません。参列できない方からの弔意を示す弔電は、受け取る側にとっても送る側にとっても大切なマナーが存在します。

家族や親しい人だけで執り行う家族葬では、弔電の辞退を伝えるケースも多いものの、実際には様々な事情から弔電が届くことがあります。本記事では、家族葬における弔電の受け取り方や適切なお礼の方法について、具体的な例文も交えながら解説します。葬儀という大切な場面で失礼のないよう、正しい弔電の対応方法を身につけましょう。

弔電とは?家族葬における基本知識

弔電とは、葬儀に参列できない方が遺族へお悔やみの気持ちを伝えるために送る電報のことです。

伝統的な形式から現代的なデザインまで様々な種類があり、故人を偲び、遺族を気遣う重要なコミュニケーション手段となっています。弔電は式場で読み上げられることが多く、参列者や遺族に送り主の弔意が伝えられます。

家族葬の特徴と弔電の位置づけ

家族葬は、家族や親しい知人のみという限られた人数で執り行う葬儀スタイルです。一般的な葬儀と比べて小規模で、外部との接触をなるべく少なくする特徴があります。

このような家族葬の性質から、多くの場合、喪主が「香典や弔電、供花を辞退する」と表明していることがあります。これは、故人や遺族の意向を尊重した葬儀を行いたいという考えに基づいています。

家族葬における弔電は、参列者を限定する意向と弔意を示したい気持ちのバランスが重要です。辞退の意向がある場合は、それを尊重するのがマナーとされています。

弔電と会葬の関係性

本来、弔電は葬儀に参列できない方が送るものとされています。つまり、通夜や告別式のいずれかに参列する予定であれば、基本的に弔電を送る必要はありません。

しかし、家族葬の場合は招待された方以外は参列を遠慮するべきとされるため、参列できない知人や友人が弔意を表す手段として弔電を選ぶことがあります。

弔電は単なるメッセージではなく、故人への最後の敬意と遺族への思いやりを込めた大切な習慣です。家族葬という形式においても、その本質は変わりません。

家族葬で弔電を受け取ったときの対応マナー

家族葬で弔電を受け取ることになった場合、適切な対応が求められます。特に辞退を表明していた場合でも、送り主の気持ちを尊重する姿勢が大切です。

弔電の辞退を伝える適切な方法

家族葬を執り行う際に弔電を辞退したい場合は、訃報を連絡する段階で明確に伝えることが重要です。電話、メール、案内状などで「香典・弔電・供花は辞退します」と具体的に記載しましょう。

例えば、「誠に勝手ながら、故人の遺志により家族葬にて執り行いますので、香典・弔電・供花等のご厚意はご辞退させていただきます」といった表現が適切です。

ただし、辞退の旨を伝える際も、相手の心情に配慮した丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。あくまでも感謝の気持ちを持ちつつ、遠慮したい意向を伝えるようにしましょう。

辞退していたのに届いた弔電への対応

弔電を辞退する旨を伝えていても、様々な事情から弔電が届くことがあります。このような場合は、送り主の気持ちを尊重し、感謝の気持ちを持って受け取るのがマナーです。

無理に返送したり、不快感を示したりするのではなく、弔意を示してくれた相手に対して後日お礼状を送るなどの対応をしましょう。

送り主にとっては、たとえ辞退されていても、自分の気持ちを形にして表したいという思いがあることを理解することが大切です。このような気持ちを汲み取り、感謝の意を示すことが望ましいでしょう。

家族葬における弔電のお礼の仕方

家族葬で弔電を受け取った場合、送り主へのお礼は大切なマナーです。ここでは、適切なお礼の方法について解説します。

お礼状の基本的な書き方

弔電に対するお礼状は、葬儀終了後、なるべく早く(1ヶ月以内を目安に)送ることが望ましいです。お礼状には、弔電をいただいたことへの感謝と、葬儀が無事に終了したことを伝える内容を盛り込みます。

お礼状の基本的な構成は、①時候の挨拶、②弔電への感謝、③葬儀の無事終了の報告、④結びの言葉、の順に記載します。

忌み言葉(重ね言葉や不幸を連想させる言葉)は避け、故人を偲ぶ気持ちと感謝の意を丁寧に表現することを心がけましょう。

弔電のお礼状の文例

以下に、弔電のお礼状の文例を紹介します。状況に応じてアレンジして使用してください。

【弔電お礼状の基本文例】

拝啓 初夏の候 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます

このたびは父○○の葬儀に際しまして ご丁寧な弔電を賜り誠にありがとうございました

皆様の温かいお言葉に励まされ おかげさまで葬儀を滞りなく執り行うことができました

生前中の父へのご厚誼に心より感謝申し上げますとともに ここに謹んでお礼申し上げます

敬具

令和○年○月○日

○○○○(喪主の名前)

お礼状作成時の注意点

弔電のお礼状を作成する際は、いくつかの注意点があります。まず、句読点(「、」や「。」)は基本的に使用しません。また、「再び」「重ね重ね」「たびたび」などの忌み言葉や重ね言葉は避けるようにしましょう。

お礼状の差出人は、基本的に葬儀の主催者である喪主の名前を記載します。家族連名にしたい場合は、「○○家一同」という表記も可能です。

お礼状は手書きが望ましいですが、枚数が多い場合はパソコンで作成しても問題ありません。いずれの場合も、丁寧な言葉遣いと清書を心がけましょう。

弔電を送る側のマナーと注意点

家族葬に弔電を送る際も、一般的な葬儀と同様のマナーが求められます。ただし、家族葬の特性を理解した上での配慮が必要です。

家族葬に弔電を送る前の確認事項

家族葬に弔電を送る前に、まず確認すべきは「弔電辞退」の意向の有無です。訃報の連絡や案内状に「弔電辞退」の表記がある場合は、原則として送らないようにしましょう。

辞退の意向がないことを確認したら、葬儀の日時・場所・宛先(喪主名)などの情報を正確に把握します。間違った情報で弔電を送ると、かえって遺族に負担をかけることになります。

家族葬の場合は特に、遺族の意向を最大限尊重する姿勢が重要です。不明点があれば、可能な限り確認してから行動しましょう。

適切な弔電の送り方とタイミング

弔電は、通夜または告別式の会場へ送るのが一般的です。式が始まる2〜3時間前には届くよう手配するのがマナーです。

弔電の申し込み方法は、NTTの電報サービスやインターネット、電話などがあります。特に急ぎの場合は、電話での申し込みが確実です。

宛先は「喪主名様方 〇〇式場」のように明確に書き、会場名や住所の記載にも注意しましょう。弔電が式場に届かないというトラブルを避けるためにも、正確な情報入力が重要です。

弔電の文面作成のポイント

弔電の文面は、簡潔かつ心のこもった内容にすることが大切です。基本的な構成は、①故人への哀悼の意、②遺族への励ましや思いやり、③差出人の名前、の3要素です。

忌み言葉(「重ね重ね」「再三」など)は避け、宗教によっては特定の表現が適さない場合もあるので注意が必要です。

例えば、「謹んで哀悼の意を表します 故人のご冥福をお祈りいたします」「突然の訃報に接し驚いております 心よりお悔やみ申し上げます」などの定型文に、故人との関係性や思い出を短く添えると良いでしょう。

家族葬における弔電の費用相場

弔電を送る際の費用相場は、関係性や弔電の種類によって異なります。適切な金額設定は、マナーの一部として重要です。

関係性別の弔電費用の目安

弔電の費用は、故人や遺族との関係性によって適切な金額が変わります。一般的な目安は以下の通りです。

・友人・知人:1,000円〜3,000円前後
・職場関係者・取引先:3,000円〜5,000円程度
・特に親しかった目上の方:5,000円〜10,000円程度

なお、会社や団体として連名で送る場合は、個人よりも少し高めの金額設定が一般的です。

弔電の種類としては、一般的な電報だけでなく、花やぬいぐるみが付いた供花電報も選択肢として人気があります。故人や遺族の好みを考慮して選ぶと良いでしょう。

弔電の種類と特徴

弔電にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。

・標準電報:最もベーシックな弔電で、メッセージのみを伝えるもの。費用は1,000円程度から。

・供花電報:お悔やみの花(胡蝶蘭やユリなど)が添えられた電報。3,000円〜10,000円程度。

・ブリザーブドフラワー付き電報:長期保存可能な加工花が付いた電報。5,000円〜10,000円程度。

・メモリアル電報:故人を偲ぶデザインの特別な電報。3,000円〜8,000円程度。

家族葬の場合は、派手すぎないデザインを選ぶことが望ましいでしょう。シンプルでありながらも心のこもった弔電が適切です。

弔電が間に合わない場合の対応策

弔電は本来、葬儀の場で読み上げられることを想定していますが、様々な事情で間に合わないケースもあります。そのような場合の適切な対応について解説します。

葬儀後に訃報を知った場合

葬儀が終わった後に訃報を知った場合、弔電を送るのは適切ではありません。弔電は式の最中に読み上げられるものであり、葬儀後に送るのは不自然です。

このような場合は、弔電の代わりに、遺族に直接お手紙やお悔やみの言葉を伝えるなど別の方法を検討しましょう。また、四十九日などの法要に弔問する、仏花や線香を贈るといった形で弔意を示すこともできます。

弔電よりもむしろ直接の言葉や手紙のほうが、遺族にとって心のこもった対応と感じられることもあります。状況に応じて、最も適切な方法を選びましょう。

急な訃報で弔電が間に合わない場合

急な訃報で弔電が間に合わない可能性がある場合は、まず葬儀社や遺族に連絡して、弔電の締切時間を確認すると良いでしょう。通常、式の2〜3時間前までであれば間に合うことが多いです。

特に急ぎの場合は、インターネットや電話で「至急扱い」として申し込むことで、短時間での配達が可能なケースもあります。ただし、追加料金がかかる場合があるので確認が必要です。

間に合わないと判断した場合は、葬儀後に遺族を訪問するか、お悔やみの手紙を送るなどの代替手段を取りましょう。誠意を示す方法は弔電だけではありません。

まとめ

本記事では、家族葬における弔電の受け取り方や対応マナー、お礼の仕方について詳しく解説してきました。家族葬という形式の中でも、弔電は弔意を示す大切な手段であり、適切な対応が求められます。

  • 家族葬では弔電を辞退する意向がある場合が多いため、まずは訃報や案内状でその旨を確認することが重要です
  • 弔電を受け取った場合は、送り主の気持ちを尊重し、適切なお礼状を送ることがマナーです
  • 弔電を送る側は、遺族の意向を尊重し、適切なタイミングと内容で送ることを心がけましょう
  • 弔電が間に合わない場合は、別の形で弔意を示す方法を検討するのが良いでしょう

大切な人との別れの場において、互いの気持ちを尊重し合うことが何よりも重要です。この記事が、家族葬における弔電の対応に悩む方々の参考になれば幸いです。もし具体的な状況で迷うことがあれば、葬儀社のアドバイスを求めるのも良い選択です。